日本語スタイルガイド第3版(一般財団法人 テクニカルコミュニケーター協会 編著)には、多言語展開を行う時の翻訳しやすい日本語表現が解説されています。スタイルガイドで指摘されている内容を元にJust Right!で検出するための設定方法についてまとめます。
「なる」型表現を検出して「する」型に
文例)
「する」型表現 私は運転速度を時速50キロメートルにする。
「なる」型表現 運転速度が時速50キロメートルになる。
「なる」型表現は、上記の文例のように行為者が曖昧になるため、「する」型表現にすることで行為の主体が見えてくるので、翻訳しやすくなると、日本語スタイルガイドで指摘されています。
以下の記事では、Just Right!で、原文に「なる」型表現がないかをチェックできるようにする方法をご紹介しています。
「はが」構文を検出する
「はが」構文とは、次の例文のように1 つの文の中に助詞の「は」と「が」が含まれるものです。
文例) 物質Aは物質Bが苦手である。
この例文は、助詞「は」の解釈によってまったく逆の意味に解釈されることになります。
[解釈1] 物質Aが物質Bを苦手としている。
[解釈2] 物質Aを、物質Bが苦手としている。
AI翻訳の結果にも影響がでてきそうです。以下の記事では、Just Right!でチェックできるようにする方法をご紹介しています。
連用修飾の数量表現を検出する
Just Right!活用コラムでは、この他に連用修飾の数量表現を検出する例も紹介されています。
参考になりましたら幸いです。
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