AI翻訳から意図した結果を得るために簡単にできるワンポイント(3) – 誤字をなくす

通算 第43号

AI翻訳の結果から、意図した翻訳結果が得られるようにするために、簡単にできることをお伝えします。

ワンポイント – 誤字をなくす

 日本語原文に誤字がある場合、僅かな誤字でも文全体の解釈を大きく変えてしまうことがあります。人による翻訳であればすぐに間違いだとわかることも、AI翻訳は翻訳元の文を唯一の入力情報として翻訳結果を作り出すため、誤訳の原因になることもあります。意図せず、執筆時に漢字変換するときに同音異義語に変換してしまい、気づかずにそのままになってしまうことも起こり得ますので注意が必要です。  

同音異義語の例

  • かいしゃ – 会社、下位者、介者、など
  • きかん – 期間、機関、基幹、器官、など
  • ないぞう – 内蔵、内臓、など
  • こうしょう – 交渉、公証、校章、考証、 など
  • はく – 泊、履く、伯、など

 翻訳元が正しく表記されているか翻訳前に確認することで、翻訳結果のチェックや修正作業を軽減することができます。ただ、誤字脱字は、なかなか自分では気づけなかったりします。ツールを活用することで簡単にチェックできると便利です。ジャストシステム社のJust Right!ではどのようなチェックができるのか見てみます。

Just Right!でチェックできるか

 ジャストシステム社のJust Right!は、日本文の校正指摘が行えるツールです。誤字脱字の指摘のほか、翻訳前の日本文をチェックする時に有効そうな機能をピックアップします。

翻訳前の日本文チェックに使用できそうな指摘項目


・ 誤字脱字
 - 入力ミスや編集ミスによる誤字脱字、句読点が連続している箇所、誤って表記された熟語・外来語をチェックします。辞書に登録されていない単語は、未登録単語としてチェックします。

・ 冗長な表現 – だらだらと続く表現や、まわりくどい表現をチェックします。
およそ1時間ほど → 「重ね言葉です(およそ、ほど)」などと指摘
○文章全体意味まとまりが → 「同じ助詞が連続しています」と指摘

・ 誤解を招く表現 – 修飾関係や並列関係をチェックします。
白いカゴの中の小鳥 → 「修飾関係があいまいです」と指摘。この例では、「白い」のが、「カゴ」なのか「小鳥」なのかがあいまいです。
○太郎および花子または次郎 → 「並列関係があいまいです」と指摘。この例では、「太郎と花子」または「次郎」なのか、「太郎」と「花子または次郎」なのかがあいまいです。

Just Right!で選択する指摘項目(活用ガイドより)

上記で示したチェック項目を、Just Right!の校正設定で選択する詳細について、Just Right!活用ガイドへのリンクは以下の通りおです。リンクをクリックすると該当ページへジャンプします。
誤りチェック 
表現洗練 

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