作成・記録だけして 使われていないデータを
AIと組み合わせることで現場で使える情報に
2024年2月29日更新
worktransform®とは、人間の情報処理能力の限界に着目して対応がうまくいくように行動変容を促す、ISE独自の情報提供技術の枠組みです。
4つの「Right」で課題解決に導く
Right4ソリューションサービスは、超高齢社会において人の関与が不可欠な現場や環境での作業に対して、worktransform技術を活用した課題解決策を提供するサービスです。
ユースケース:エッセンシャルワーク現場における未経験者の育成
たとえば、次のような課題を解決します。
エッセンシャルワーク現場の共通課題は「技術継承」
- ベテランが未経験者に業務を教育する時間を確保できない
- 高齢化でベテランが引退し、人がいない
- 現場は臨機応変な対応が求められることが多いが、そのためのノウハウを引継ぐのが困難
たとえば、
医療従事者/スーパー、コンビニ、薬局店員/介護福祉士、保育士/バス、電車運転士/郵便配達員、トラック運転手/ごみ収集員、など
技術継承がままならない状況でもなんとか独りでできるようにするためにはどうすればよいでしょうか?
業務マニュアル等のドキュメントを参照すれば解決できる!
ベテランであればどこに何が書いているかの「勘」が働くので適切な検索ワードが思いつくなあ。
未経験者の場合、どこに何が書いているかが分からず、検索ワードが思いつかない…
焦る状況ならなおさら。次に何してよいかわからない…
解決策はRight4T
- スマホで目の前の「状況」を「イメージ」で撮影すれば、その解決に向けた必要な情報を届けます。
- ベテランの潜在ノウハウを可視化します。
- ドキュメントの作り直し不要。今ある情報資産をそのまま活かせます。
利用シーン:実地トレーニング/現地採用者リテラシー向上/エッセンシャルワーカー技術継承
スマホで目の前の「状況」を「イメージ」で撮影すれば、その解決に向けた必要な情報を届けます。
- 言葉が思いつかなくても、現場の状況を撮影すれば検索できます
- 起きている状況に対処するために必要な最小限の情報がピンポイントで表示されます
ベテランの潜在ノウハウを可視化します。
- 熟練作業者の普段の作業に沿って、作業シーンを撮影します
- 収集したデータはAI学習モデルの教師データに用いられます
ドキュメントの作り直し不要。今ある情報資産をそのまま活かせます。
- 作り込まれた既存の文書をAIの「目」が最小限の情報のかたまりに分解し「チャンク」として抽出します
- 文書内の頻出単語は「メタデータ」として自動的にラベリングします
スモールスタート!今すぐ始められます。
- 現場分析工程で収集した撮影データとチャンク化された情報資産をマッピングするツールを使って、状況→ノウハウをルール化します
- ISEのセキュアなオンプレミスGPUワークステーション上で機械学習モデルを作成します
- ISEプロフェッショナルサービスにご依頼いただければ、弊社専門スタッフが状況→ノウハウのルール化作成を承ります。御社作業担当者様からヒアリングしながらノウハウの可視化をサポートします
導入までの流れは「(外部サイトに移動します)Right4T/TEA-StiClsRcm-AA2307 導入の流れ」をごらんください。
その場にベテランが不在な状況でも未経験者が独力で定型業務であれば何とか作業を完遂できるようにサポートします。
詳しくは、(外部サイトに移動します)Right4T/TEA-StiClsRcm-AA2307 製品ページをごらんください。
Right4ANSHIN(ライトフォーあんしん)TM for ifLink
ユースケース:【在宅・在所での介助・介護】における見守り支援でウェルビーイングを実現
ISEは、個人の権利や自己実現が保障され、身体的、精神的、社会的に良好な状態にあることを意味するウェルビーイングの実現を、独自技術で支援します。
老老介護、認認介護、ヤングケアラー。超高齢社会の渦中にある日本では、介護施設のベッドも人員も不足する中で、本人だけでなく家族も切実な課題に直面したり、将来に不安を抱いたりする家庭が増えています。
- 体力や認知の低下が心配、またはすでに日常生活に支障がある。
- 介護施設への入居タイミングを計りかねている。本人は先送りを希望している。
- 見守りや介助のために家族の日常が損なわれるのが心配、または悩んでいる。
- 転職、離職、帰省、人生設計への影響など
要介護状態になることを遅らせ、少しでも長く在宅で、独力で生活している状態を維持できるように支援する仕組みが求められています。
日々状況が変化する介助と介護の日常において、機器単独の見守り機能の提供では利用者目線での実用性に課題があります。単なる警告や警報の通知が届いても、今何をすべきなのかを判断することは困難です。また、たくさんの見守り機器から届く状況通知のすべてに常に注意を払わなければならないことも課題です。たとえばベッド周りの見守り、トイレの見守り、日常家電の見守り機器その一つひとつが独立していては、それぞれから警告や通知が届いても、本人や家族が適切に状況を把握して迅速に対処することは困難です。それぞれが個別に通知されても煩わしいと感じ、警告疲れに陥り、機能をオフにしてしまう…そんな状況も生じています。
安心して「今日できることを明日もできるようにする」ためには、さまざまな機器からの通知を統合して受け取る仕組みが必要です。Right4ANSHIN™ for ifLink は、ifLink プラットフォーム上の多様な IoT デバイスと接続し、見守りに必要な複数のセンサー機器情報を束ね、その状況に応じて必要な助言を優先順位づけした上で一か所にまとめて伝えます。
身体能力を維持するための適度な支援
「今日できることを明日もできるようにする」を実現するためには、その人が今できることを阻害しないよう過度なサポートはせず、その人の身体能力を持続させるための適度な負荷を求める周辺環境が必要になってきます。それは日々刻々と変わるかもしれませんし、むしろ小刻みに変えていくことが重要だとされています。 たとえば車椅子もさまざまな種類があり、身体の状態に合わせて頻繁に乗り換えるのだとすると、簡単に脱着可能なIoTデバイスであることは大きな強みとなります。また、廊下や階段、浴室などに設置する手すりやスロープも、初めから用意しておくのではなく、必要となる時が来てから段階的に設置してあげることで、初めからそれに頼りすぎることなく、少しでも長く自分の力で生活できることに繋がります。
このような状況に応じた柔軟な組み合わせもRight4ANSHIN™ for ifLinkであれば実現できます。
法令やルール等に照らし合わせた適切な情報提示
センサーが反応し、警告が表示されても何をしてよいかわからなければ、心配や不安だけが膨らみ、むしろ焦ってしまって逆効果になりかねません。Right4ANSHIN™ for ifLinkでは、発生した状況について、法令やルールなどといったプロトコル情報、現場での確立された手順などと照らし合わせた的確な情報を届けるため、何が起きているのか、何をすべきなのかがわかり安心して日々を過ごすことができます。
今後ifLinkオープンコミュニティーと連携しifLinkレシピを拡大していきます。
関連リンク
- (外部サイトに移動します)ifLinkオープンコミュニティ
- (外部サイトに移動します)『エッセンシャルワーカーの課題を考える部』のご紹介(note)
- (外部サイトに移動します)技術者が切磋琢磨する環境づくり ~次代の課題解決を担うデジタル技術浸透のために~(Web Designing 2022年12月号(マイナビ出版)記事広告)
- (外部サイトに移動します)現場の想いを実現する ~複雑な現場こそコミュニケーションの加速を!~(Web Designing 2023年2月号(マイナビ出版)記事広告)
- ifLinkは、東芝デジタルソリューションズ株式会社の登録商標です。
- ライトフォーあんしん/Right4ANSHIN/R4Rは株式会社情報システムエンジニアリングの登録商標です。
Right4ANSHIN(ライトフォーあんしん)TM
ユースケース:【在宅・居宅での見守り】で、バイアスを排除し意思決定に役立つ情報を報知する
ISEは、Safety-IIの発想で、支障がない状態を保ち続けるレジリエンスを追求します。
人をケアする場へのテクノロジー導入の課題
育児や介助向けには、健康状態データを収集する機器、薬の管理を支援する機器、異常を検知して知らせる見守り機器などがあります。しかし、異なるメーカーの機器が増えると個別に管理が必要になり「機器を導入すればするほど負担が増える」状態になってしまいます。
また、機器からの情報を1か所にまとめて報知するようなしくみを導入しても、さまざまな情報が混ざり、「今最優先にしなければならないのは何か?」がわかりづらくなってしまいます。
分断を解消し、情報過多を抑制する
Right4ANSHINTMは、撮影した現場画像からAIが状況を判断し、さまざま機器から集めた情報の優先付けを行い、今必要な情報だけを報知します。
- ライトフォーあんしん/Right4ANSHIN/R4Rは株式会社情報システムエンジニアリングの登録商標です。
ユースケースに応じたRight4シリーズ
worktransform®には、現場にある様々な課題への解決に適したRight4シリーズがあります。
- 大量(数万~数十万点)の機器がある中から、目的の情報に短時間で到達できます。
- 関係しない情報に埋没せず、適切な情報を入手できます。
- 状況に応じた操作や確認手順を抽出してレコメンドを提示します。
利用シーン:設備、機器の保守メンテナンス業務支援
- うまくいっている状況からの逸脱を抑止することで、仕組み(システム)の脆弱性を緩和します。
- レコメンドを必要な時にだけ提示することで、バイオレーション(意図的な規則違反)を防止します。
- AIの目により「作業者の見逃し」を見逃しません。
利用シーン:レジリエンスエンジニアリングに基づく安全管理と徹底したリスク管理が必要な計装現場
その他のRight4シリーズ
介護現場向け「Right4Care™(ライトフォーケア)」
こんな課題を解決します。
- 導入した機器の操作を修得する時間がとれず、機器を活用できないことがある。
- 担当者の育成に十分な時間を割くことができていない。
- トレーニングマニュアルの作成や更新が遅れがちである。
- 日本語が堪能でない担当者に、現場対応を委ねることができない。
- 必要なときに安全情報を提示することで見落としによるエラーを抑制します。
- 業務マニュアルの作成や更新がなくても、最新の情報を現場に提示できます。
健康管理・見守りの現場向け「Right4Health™(ライトフォーヘルス)」
こんな課題を解決します。
- 業務手順書の作成や更新が遅れがちである。
- 日本語が担当でない担当者に、現場対応を委ねることができない。
- インシデント情報が共有されず、別の担当者が同じエラーを起こしてしまう。
- インシデント情報から情報提示が必要なタイミングを割り出し、タイムリーな注意喚起を提示します。
- 英語など多言語での情報提供が可能です。
カスタマイズソリューション「Right4U™(ライトフォーユー)」
こんな課題を解決します。
- 機能追加をしたい。
- 既存の情報資産管理システムと連携したい。
- ISEのシステム構築、品質管理、運用支援の技術は、40年を超えるものづくりの実績によって裏付けられています。
worktransform®が解決する課題の例
worktransform®は現場で発生している課題だけではなく、管理サイドで抱えている様々な課題も解決します。
worktransform®の基本的な仕組み
特許第6542445号
Right4シリーズで共通する特徴はAIの技術を「目」として使って人間を支えること。
それを実現するための「準備」工程と、活用する「運用」工程があります。
記事更新履歴:
2021年6月17日公開
2021年9月22日更新
2022年11月11日更新
2022年12月15日更新
2023年4月14日更新
2023年4月19日更新
2023年8月4日更新
2023年10月10日更新
2023年10月14日更新
商標について
下記は株式会社情報システムエンジニアリングの商標および登録商標です。
株式会社情報システムエンジニアリング
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