辞書登録 – 単語の活用形はどのように登録すればよいか

動詞としてユーザー辞書に登録した用語は、一語登録するだけで活用形にも対応できます。
英日/日英の例を紹介します。

登録単語:to confirm → 確認する

例文と翻訳結果:

英日は、「confirm = 確認する」いう登録用語が、入力文の過去形のconfirmedにマッチして、ターゲットで、「確認した」と正しく訳しています。過去形というソースの動詞の時制情報をターゲットにしっかり伝えています。2行目の否定形も同様です。
次は、日→英の例です。

登録単語:確認する → confirm

 例文と翻訳結果:

日英は「確認する=confirm」と用語登録すると、入力文の過去形の「確認した」や否定形の「確認しなかった」や進行形の「確認している」等の様々な活用形にマッチし、かつ、ターゲットの英語側で、ソースの情報をもとに、それに対応する過去形、否定形、進行形等に登録用語を活用して翻訳します。このように、SYSTRANの用語辞書機能は、言語学的情報をソースからターゲットに伝えられますので意図した翻訳が得られます。

 文字列パターンに応じた文字列変換の場合には、全てのパターンを登録する必要があり、マッチしたとしても、登録された用語の日本語側は「確認する」としか出てきません。これでは、ただの文字列置換であり、用語を管理することは困難です。
SYSTRANのユーザー辞書機能は、言語学的な情報にも対応しますので、用語の管理も円滑に進められるようになります。

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