自社のサポート情報の提供にSYSTRANを活用し、情報提供の作業効率を向上させながら、サービス利用に必要となる情報を、利用ユーザーに迅速に届けることを実現した事例をご紹介します。
<概要>
・ 10年前から機械翻訳ソリューションを導入
・ オンラインサポート文書の、「英語⇒多言語」翻訳業務で使用(14言語)
<課題>
AI翻訳エンジン以前の確率エンジン時代は、ポストエディット作業をなくすことができず、全文書を翻訳し公開するには相応の時間がかかっていました。公開する情報量は増え続けたため、公開にはさらに時間が必要となり、顧客にタイムリーな情報を提供するために翻訳の作業時間は大きな課題でした。
<AI翻訳エンジン導入の成果>
更に増えた翻訳データを、今度はAIエンジンが定期的に学習するようにしました。専門データ学習後のAI翻訳エンジンの翻訳品質が飛躍的に向上し、翻訳品質が専門翻訳家のものと見分けがつかないとの判断が出た分野も現れました。
数年前から、特定分野の翻訳をポストエディット無しでオンライン公開を開始し、お客様が欲しい情報をお客様が希望する言語でタイムリーに情報提供することを実現しました。これにより全文書を対象にした公開前のポストエディットが不要になりました。翻訳業務リソースの選択と集中を加速させ、アクセス数が多い文書のみ人間がチェックするようにし、誰もアクセスしない翻訳文書への労力を削減できました。
<まとめ>
ツールを活用することで、サービスと作業効率の向上を実現しました。
・品質向上 – AI翻訳エンジンの学習により専門性を高め品質向上
・顧客体験価値の向上 – 迅速な情報の公開と、希望する言語での情報提供
・作業効率の向上 – 必要なところに人の作業を集中でき、労力の削減を実現