【2】自社のIT要件を満たす、セキュアな運用環境の選択

 日常業務でAI翻訳を使用して翻訳する場合、その情報の機密レベルに適切なAI翻訳エンジンを選択することが重要です。セキュリティが確保された自社のIT要件に合うAI翻訳環境があれば、翻訳したい情報の機密レベルを気にすることなく、業務に必要な情報をいつでも必要な時に翻訳し、情報活用できるようになります。IT管理部門としても、誰がいつ何を翻訳したのかの履歴情報や、原文や訳文の管理など、自社のセキュリティ要件に合わせて運用できます。
 AI翻訳の運用環境を構築する場合、自社のネットワークにマシンを接続するために承認取得が必要だったり、自社が契約するデーターセンターに設置しなければならないなど、企業毎にそのセキュリティ要件はいろいろです。自社のIT要件を踏まえ、適切な運用体制を構築することも重要です。運用体制は、自社のIT部門が直接実施するほか、SYSTRANに委託する方法もあります。それぞれ代表的なパターンを挙げますので、どのような運用体制が自社に最適か検討にご利用ください。実際の運用体制は、IT要件を踏まえて一緒に検討を進められますので、まずは様々な形態でAI翻訳環境の構築が可能なことをご確認いただけましたら幸いです。

SYSTRANサーバー設置の主な運用パターン
自社のIT部門で運用管理
(1)オンプレミス(自社設備内への設置)
(2)プライベートクラウド
(3)仮想プライベートクラウド
SYSTRANに運用委託
(4)お客様専⽤サーバーサービス
(5)ホスティング運⽤サービス

自社のIT部門で運用管理

自社のIT部門で運用管理

(1)オンプレミス(自社設備内への設置)
⾃社ネットワーク内の物理マシンまたは仮想マシン上に翻訳システムをインストールします。お客様⾃⾝が運⽤することにより、社外秘情報が⾃社ネットワーク外に出ることはなく、最も堅牢なセキュリティを実現。
(2)プライベートクラウド
⾃社ネットワーク内のプライベートクラウドの仮想マシン上に翻訳システムをインストールします。お客様⾃⾝が運⽤することにより、社外秘情報が⾃社ネットワーク外に出ることはなく、最も堅牢なセキュリティを実現。
(3)仮想プライベートクラウド
パブリッククラウド上の翻訳システムを⾃社ネットワーク内に組み込み仮想プライベートクラウドを構築します。お客様⾃⾝が運⽤することにより、社外秘情報が⾃社ネットワーク外に出ることはなく、オンプレミス、プライベートクラウドにつぐ堅牢なセキュリティを実現。

SYSTRANに運用委託

SYSTRANに運用委託

(4)お客様専⽤サーバーサービス
 パブリッククラウド上にお客様専⽤マシンを準備し、SYSTRANネットワーク内に組み込みセキュリティを強化した上で翻訳システムを構築します。SSL通信とIPアドレス制限でインターネット経由でも、堅牢なセキュリティを実現。
(5)ホスティング運⽤サービス
 パブリッククラウド上に準備した共⽤マシンを弊社ネットワーク内に組み込みセキュリティを強化した上で、お客様ごとに仮想化させた翻訳システムを構築します。SSL通信とIPアドレス制限でインターネット経由でも、堅牢なセキュリティを実現。

システム環境のメンテナンスを、すべて自社のIT部門で行うか、SYSTRANに運用委託するかの選択をするところから検討を始めるのはいかがでしょうか?

(終わり:自社のIT要件を満たす、セキュアな運用環境の選択)

オンプレミスAI翻訳環境の構築特集

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