AI翻訳の結果から、意図した翻訳結果が得られるようにするために、簡単にできることをお伝えします。
ワンポイント – 1文を短くする
AI翻訳は、日本語の1文で100文字以上もあるような長い文でも、あっという間に翻訳できます。そのような訳文はわかりにくいことがありますが、その前に日本語原文を読んでもわかりにくいことが多いです。長い文の場合、係り受けがあいまいであることも多く、誤訳の原因になることもあります。可能な限り日本語原文は短くすることがAI翻訳を上手に活用するコツです。
ただ、トリセツのように、原文が完成し翻訳工程に入る直前で、大量の文章から長文を探し出すのは、とても大変です。そこで、ジャストシステム社のJust Right!を使用し、設定値を超える箇所を指摘させ、文章全体を端から確認する必要を無くします。見るべき場所がマーキングされるので、その箇所だけを見て、必要に応じて2文に分割するなど対処します。原文が伝えたい意図を変えることなく文を分割するだけで、AI翻訳をツールとして活用しやすくなります。
Just Right!で文の長さチェック
Just Right!の長さチェックは、文が読みやすい長さになっているかをチェックできる設定で、文の長さのほか、句読点やひらがな/カタカナ/漢字の連続数もチェックできます。
- 文:1文の長さが設定値を超える箇所をチェックするときに使用
- 句読点:句読点と句読点の間にある文字列の長さが、設定値を超える箇所をチェックするときに使用
- ひらがな/カタカナ/漢字:連続したひらがな/カタカナ/漢字の文字列の長さが、設定値を超える箇所をチェックするときに使用
Just Rigt!校正設定の確認画面
読みやすさの基準
Just Right!のマニュアルには、読みやすさの基準として、新聞の社説、教科書など、対象とする文書の種類によって、1文の長さの基準が示されています。制作するドキュメントの特徴に合わせて、チェックする文字数を決定できます。
Just RIght!を試してみませんか
Just Right!のトライアルを準備します。期間は最大1ヶ月ですが、試してみていただけます。ご希望の方は、こちらよりお問い合わせください。
<終わり- 制作業務でAI翻訳を活用してリバース翻訳することの利点とは>
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