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執筆時のAI活用で翻訳しやすい日本語をつくる

株式会社  情報システムエンジニアリング 若林 夏樹

執筆時のAI活用で
翻訳しやすい日本語をつくる

株式会社情報システムエンジニアリング
若林 夏樹

執筆時のAI活用で翻訳しやすい日本語をつくる

~ 自社特化型AI翻訳を構築する 第3回 ~
[2022.06] AI教師データには何を選択するか

 AI翻訳の結果は、何を学んだかに依存しますので、これまで自社が公開してきたドキュメントをAI教師データに活用することをオススメします。公開済みドキュメントは、制作工程で発生した未使用データが紛れることがなく、公開する前に内容確認工程を経た一定の品質が保たれたデータと言えます。自社のドキュメントですので、製品・サポート情報を説明するための業界固有の専門用語、自社が使用する用語、製品名、操作名といった固有名詞や、自社の言い回しが含まれ、これらが確認済みです。また、ドキュメントの公開時期も明確ですので、教師データとしての適切性の確認も容易です。
 既存のTranslation Memoryの活用には注意が必要です。翻訳工程で発生した未使用データが含まれている可能性があり、これらが翻訳精度に影響を及ぼす恐れがあります。対訳データ形式になっているので利用しやすい面がありますが、Translation Memoryに含まれている内容については精査が必要です。

[関連記事] 自社のAI翻訳を構築するには、Translation Memory(TM)が必要ですか?

 自社特化型AI翻訳を構築するためのAI教師データは、公開済みドキュメントをベースにして、対象言語の訳文がペアになった対訳データをご活用ください。

<自社特化型AI翻訳構築トライアルのご案内>
自社の日英ドキュメントをAI学習させた特化型AI翻訳を構築したトライアルをしませんか?
日英ドキュメントのPDFがあれば、トライアル可能です。詳しくはこちらまでお問合せください。特化型AI翻訳を1つ構築し、4万文字までの翻訳の範囲でしたら無料でトライアルできます。

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【コラム2】自社特化型AI翻訳を構築する

【コラム1】日本語執筆時にAI翻訳を活用するワークフローを考える

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企画運営:情報システムエンジニアリング – 翻訳目的以外の文章でも、AI翻訳の活用はいかがですか?

記事アーカイブス

これまでの掲載記事をまとめます。

【コラム2】自社特化型AI翻訳を構築する

自社特化型のAI翻訳を構築するポイントを検討していきます。

第1回 汎用型AI翻訳の限界とは? [2022.04]

 クラウド上の無料で利用可能な多くのAI翻訳は、広く一般的な文章が翻訳できるよう広範囲に膨大なAI教師データを学び、サービス提供しており、これを汎用型AI翻訳と呼ぶことにします。一方、目的を絞り込み専門分野に特化させたAI教師データを学んだものを特化型AI翻訳と呼ぶことにします。
 多種多様な言語で記述された一般的な文章を翻訳し、内容を知りたい目的で利用するには、汎用型AI翻訳で充分かもしれません。しかし、専門性のある文章等、用途や目的が絞られた文章においては、汎用型AI翻訳が学んだ広範囲な教師データがネガティブに作用し、文脈に相応しい表現に翻訳できないことがあります。これが汎用型AI翻訳の限界です。
 自社の製品やサービス情報を利用ユーザーに正しく伝えるためには、特化型AI翻訳の構築が必要です。自社の用語や言い回し等、自社データを使用したAI教師データで学習した特化型AI翻訳を構築すれば、ポストエディットの必要性も段階的に低減します。自社のデータのみを蓄積し、翻訳対象物に必要のないデータが紛れ込まないAI教師データから繰り返し学ぶことで、自社が求める文脈に則した翻訳に近づけていくことができます。記述内容を知りたい時には汎用型AI翻訳を活用し、伝えたい時には特化型AI翻訳を活用しましょう。
 自社の顧客が求める情報を、必要な時に、必要な情報だけを、理解できる言語で入手できるようになれば、顧客体験価値の向上に繋がります。自社の製品、サービスの情報に特化させたAI教師データを学んだ特化型AI翻訳エンジンを構築することが重要です。

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第2回 自社特化型AI翻訳の構築で狙う成果とは [2022.05]

自社データを使用して学習したAI翻訳の構築で狙う成果をを3点挙げます。
1.翻訳工程の短縮化
2.用語管理のシステム化
3.翻訳メモリ(TM)とAI翻訳の統合運用化

1.翻訳工程の短縮化
 必要な時に、必要な分だけ翻訳できるので、内部で翻訳作業を完結できるようになり、翻訳作業時間を短縮できます。短縮できた時間は、執筆作業に多くの時間を割り当てたり、記述内容の正確性確認のためのチェック作業時間に割けるようになります。アジャイル型の製品開発にも対応しやすくなります。翻訳精度は、チェック作業で発生した修正箇所を繰り返してAI学習することで改善していけるので、属人性の軽減化もできます。

2.用語管理のシステム化
 Excel等の別表管理を無くし、AI翻訳の用語辞書機能による用語適用をシステム化します。商品名、部品名、操作名など一般用語で翻訳できない用語を辞書登録することで、適切な用語適用を自動化します。

3.翻訳メモリ(TM)とAI翻訳の統合運用
 TMの管理をAI翻訳管理と一体化し、TMのメンテナンス作業を合理化します。翻訳対象に適切なTMと、そこからAI学習させたAI翻訳の、管理負荷を軽減します。

関連部署共通の基盤としての展開も視野に
 自社特化型AI翻訳エンジンをオンプレミス環境に設置し、マニュアルと同等の品質が維持されたAI翻訳を関連部署とも共有します。自社の用語や言い回しが適用された自社特化型のAI翻訳の活用は、誤解の原因を減らし、社内コミュニケーションの円滑化を推進します。

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【コラム】日本語執筆時にAI翻訳を活用するワークフローを考える (全5回)

日本語執筆時にAI翻訳を活用するワークフローを実現するために、そのポイントを検討していきます。

第1回 翻訳ワークフローのめざす姿の特徴は何か? [2021.11]

これまでの一般的な翻訳ワークフロー
これまでの一般的な翻訳ワークフローを振り返り、そのポイントを洗い出し、めざす姿を検討します。

これまでの一般的な翻訳ワークフロー

翻訳ワークフローの執筆工程、翻訳工程、仕上げ工程のポイントを見ていきます。

執筆工程
翻訳依頼をかけ、仕上がってくるまでのリードタイムを考慮するため、日本語版が完成する前に作業中のデータを切り出して順次英訳に着手する必要がでてくることがあります。日本語版完成前に着手するので、その後の追加、修正にも順次対応が必要となり、このこと自身が作業を煩雑にする要因の一つにもなります。
 翻訳ベンダーに依頼するため、見積を取得しスケジュールの調整が必要です。見積作成に必要な翻訳用データ、翻訳メモリ(TM)、英語固有のガイドラインの準備が必要であったり、複数ベンダーに依頼をかける場合には、それぞれのベンダーと調整するための時間が必要となります。
<ポイント>
・日本語版の完成前に英訳に着手することで後工程での作業が煩雑になる。
・翻訳に必要なファイルの準備や翻訳ベンダーとの調整に時間が必要。

翻訳工程
英訳の戻しは、翻訳ベンダーとのスケジュール調整が必要であったり、自社の都合だけでは決められないことがあります。日本語版の追加・修正に対しても、スケジュール調整が発生します。順次仕上がってくる英訳は、英語版データに順次反映させるので、日本語版が修正される度に同様の繰り返し作業が必要になり、英語版データの修正作業も続くことになります。
<ポイント>
・英訳の戻しは、翻訳ベンダーとの日程調整が必要で、制作スケジュール全体にも考慮が必要となる。
・日本語版の修正に追随するため、英語版も繰り返し反映していく必要がある。

仕上げ工程
翻訳後、内容の正確性のチェックやネイティブによるチェックをかけ、英語版データの制作を進めます。翻訳に使用した翻訳メモリに似て非なる対訳データが含まれていれば、間違ったものが選択されている可能性もあるため、正確性チェックは重要です。英語固有のルールが適用されているか、レイアウトは正しいか、間違いなく修正反映されているか、を確認できたところで、英語版データが完成します。そして、次回の翻訳作業のためのTM整理をします。
<ポイント>
・ネイティブチェック、正確性チェックが品質を維持するために必要。
・次回翻訳のための翻訳メモリ(TM)作成が必要。

めざす翻訳ワークフロー
これまでの一般的な翻訳ワークフローのポイントを改善しためざす翻訳ワークフローを示します。

めざす翻訳ワークフロー

めざす翻訳ワークフローの特徴は以下の3点です。
①日本語校正
日本語版制作時に、日本語校正ツールを使って、原文の誤字脱字や、修飾関係のあいまいさをチェックし、誤訳を低減する翻訳しやすい日本語を作成します。

②AI翻訳活用
執筆者がAI翻訳の結果をみながら原文を修正していくことができるので、原文の論理性が向上します。リバース翻訳を活用することで、元々意図していた内容であるかを日本語で確認することもできます。日本語の完成度を高めてから翻訳するので、出戻りの発生を削減し、自社の対訳データを教師データにAI学習した自社専用の翻訳モデルの活用で翻訳のリードタイムを短縮します。翻訳作業の時間が短縮できるため、日本語版が完成してから翻訳作業に着手できるようになります。
 ネイティブチェックや正確性チェックでは、執筆者への記述内容の論理性確認を削減し、言語的表現や内容の正確性といったそれぞれの視点に絞って作業を進めることができます。

③教師データの継続的な改善
検証済の翻訳結果を教師データに反映します。CATツールを活用して、制作用データの管理と自社専用のAI翻訳モデルの継続的改善のための教師データ(検証済の対訳データ)を管理します。保存する対訳データに完成版に使用されなかった対訳データの混入を防ぐことで、教師データの管理を行い、翻訳精度を改善していくプロセスを継続します。

これらにより、先に挙げた原文執筆時にAI翻訳を活用することの3つの利点を実現します。
次回以降で、それぞれの工程においてどのように活用していけばよいのか、具体的に見ていきます。

(終わり:翻訳ワークフローのめざす姿の特徴は何か?)
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第2回 日本語版ソース完成後に、英語版制作を着手できたら? [2021.12]

執筆工程に着目します。

執筆工程に着目

 日本文執筆時に、適切な用語使用や文としての論理性確保など、可能な限り日本語版ソースの完成度を高め、日本語版の完成後に英語版を制作できれば、翻訳工程での記述内容の確認などコミュニケーション負荷を軽減し、手戻り作業を削減することで英語版制作の時間短縮を図れます。短縮できた時間は、日本文執筆に多くの時間を割けられるようにもなります。
 執筆者の負担を増やすことなく、完成度をあげられることがポイントです。執筆作業を中断させられることなく、自己完結型で作業を進めるためにツールを活用します。適切な用語使用や文の論理性確認を、必要な時に必要な箇所に対して、待ち時間なくセルフチェックできるので、余計なストレスを抱えることなく執筆作業を進められます。

執筆時に有効なツールを2つ挙げます。

  • 適切な用語使用 – 日本語校正ツールの活用
  • 文の論理性確認 – AI翻訳ツールの活用
執筆時にJust Right!とT-3MTを活用

原文の品質向上にジャストシステム「Just Right!」の使いこなし
 ジャストシステムの「Just Right!」には、入力ミスや編集ミスによる誤字脱字、句読点が連続している箇所、誤って表記された熟語・外来語のチェックのほか、誤って使われている可能性のある慣用的な言い回しや、誤解を招く表現や冗長な表現など、目的に応じてチェック項目を設定し確認できます。校正用の辞書を活用することで適切な用語の使用をチェックすることもできます。翻訳元の誤りは、そのまま翻訳結果に反映されるので原文の正確性は重要です。執筆者がJust Right!を活用して自身で確認しながら、表記ゆれがない、正確な用語を使用した原文を作成できます。(参考:チェック項目の詳細 Just Right! の校正設定と項目 - Just Right!活用ガイド)

原文の論理性確認にAI翻訳を活用
 AI翻訳は、原文に記述された内容を翻訳するので、原文に主語や目的語がなかったり、係り受けがあいまいであったりすると、「あいまいさ」を反映した翻訳となります。この特性を活かして、AI翻訳の結果が意図した翻訳でなかったときには、原文を修正して改善していきます。日英訳されたAI翻訳の結果をさらに英日でリバース翻訳すれば、日本語で伝わる内容になっているかを確認できます。執筆した原文を1文単位に、何度でも、翻訳結果をその場で確認しながら原文改善作業を進められます。完成した原文は、文としての論理性が明確になり、AI翻訳にも対応できる原文になります。(参考:TCシンポジウム 事例研究発表:AI翻訳だからこそ翻訳元の文に論理性が必要

Just Right!で確認後、T-3MTを活用して原文の論理性を確認


日本語版ソース完成後に、英語版を制作
 執筆における一連の作業は、自分の都合で実施できるため、必要な時に、必要な分だけ、何度でも、ツールを使用して確認できます。日本語校正ツールやAI翻訳の結果を見ながら自ら修正できるので、自分本位にストレスなく業務を行えます。[ストレスフリー]
 原文の論理性が向上することで、翻訳工程での論理性欠如による申し送りや内容確認作業が軽減でき、原文作成から翻訳作業等でのコミュニケーション負荷が軽減し、翻訳作業ではAI翻訳を活用し、待ち時間を削減して翻訳結果を取得し、ネイティブチェックや、翻訳内容の正確性確認に進められます。[共同作業の円滑化]
 制作工程間での段取りを整える調整時間や依頼作業が完了するまでの待ち時間が短縮できるため、制作作業に関連する付帯業務を削減でき、英文マニュアル完成までの制作時間が短縮できます。[無駄を削減]
 翻訳工程の短縮で、日本文完成をギリギリまで待てるようになり、原文執筆のための時間に向けられるようにもなります。

(終わり:日本語版ソース完成後に、英語版制作を着手できたら?)

第3回 AI翻訳ツール活用の勘所は? [2022.1]

 日本語執筆時にAI翻訳を活用するワークフローの3回目は、AI翻訳ツール活用の勘所を考えます。AI翻訳の結果は学習した内容に依存しますので、意図どおりの翻訳結果を得るための大事な点は、教師データをきちんと管理することです。そのポイントを3つ挙げます。

1.既存取説を元にしたAI教師データの活用
2.訳文の正確性確認
3.教師データの継続的な改善

めざす翻訳ワークフロー
  1. 既存取説を元にしたAI教師データの活用
     AI翻訳から意図した結果を得るポイントは、AI学習に使用した教師データと、これから翻訳したい文章の類似性が高いことです。既存取説データは、自社固有の表現や用語を使用した文章の集合体ですし、公開情報としてのチェックプロセスを経たものですので、AI教師データとして活用するために最適なものと言えます。既存取説データを元に日本文と英文の対となった対訳データを作成し、AI学習のための教師データを作成します。
     既存のTranslation Memoryを使用する場合には注意が必要です。過去の取説作成に使用したデータではありますが、公開しなかった作業中データが混在しているかもしれません。未確認データや不採用だったデータが含まれると、AI翻訳の結果に影響しますし、Translation Memoryに作成時期が特定できないデータがある場合には、昔の情報に基づいたAI翻訳の結果が出力されてしまう可能性もあります。既存のTranslation Memoryデータは、すでに対訳データと存在しているためすぐにAI教師データに活用できそうですが、意図した翻訳を得るAI翻訳の教師データに利用することは、思わぬ結果を招きかねないことに留意が必要です。
  2. 訳文の正確性確認
     AI翻訳は、執筆した文章を唯一の入力情報として翻訳しますので、翻訳結果の正確性確認は重要です。記述対象物が単数か複数かなど、原文に情報が無ければそれを反映した翻訳になりますので、記述対象物をよく知る人が翻訳結果の正確性を確認する必要があります。必要に応じてネイティブチェックを実施します。これらの確認結果は、次のモデルのための教師データに活用しますので、訳文のチェックは、教師データの改善プロセスにとっても重要です。
  3. 教師データの継続的な改善
     意図したとおりの翻訳結果を維持するためには、教師データの維持・管理が重要です。この作業プラットフォームにCATツールを活用します。現在の制作物を作成するための訳文修正作業と、次のモデルでの教師データとして使用するための作業を同時に進められます。不採用データの除去や、作成時期などのデータ管理もCATツールを通して行うことで、教師データの継続的な維持・管理を行います。
AI教師データメンテンナンスにCATツールを活用

 AI翻訳結果の修正作業負荷を軽減することで、翻訳工程作業を効率化します。取説の執筆時点でAI翻訳ツールを活用することで文章としての論理性を確保することで、記述内容を確認するといったコミュニケーション負荷を軽減し、人の作業を翻訳結果の正確性確認やネイティブチェックに集中します。ツールで対応できるところはツールを活用し、人でなければできないところに人が作業を集中できるようにします。検証済みのデータは次のAI翻訳のための教師データに活用し、改善プロセスを実行することで、作業効率を上げていきます。

AI翻訳のトライアルをしてみませんか?
 まずは、自社の取説データを元にしたAI翻訳のトライアルを実施してみませんか?4万文字まで無料でトライアルできます。教師用データに活用したい取説データ、翻訳を試してみたい取説データ、その参照訳データをご準備いただけましたら、データをお預かりしISEでトライアルを実施し、トライアルレポートをご提供します。ご検討の参考にご活用ください。お問い合わせはこちらまで。

(終わり:AI翻訳ツール活用の勘所は?)

第4回 FrameMakerから直接、AI翻訳ツールを活用する[2022.2]

 AI翻訳ツールを使う時に、翻訳したい文章と訳文のコピー&ペースト(いわゆるコピペ)操作を繰り返すことを手間に感じませんか?今回は、FrameMakerから楽にAI翻訳を活用する方法を考えます。
 FrameMakerの画面上から、指定した日本文を直接AI翻訳ツールに直接渡して、FrameMakerの画面を通して編集して本文に戻すことができれば、コピー&ペースト作業といった単純な操作ではありますが、煩わしい作業が不要になります。


 多くのAI翻訳ツールは、Webブラウザを通して原文を翻訳したい言語に翻訳しますので、テキストを日英翻訳するときには、だいたい以下のような手順になります。
 1.FrameMakerで執筆中の日本語原文をコピーする
 2.WebブラウザのAI翻訳ツール画面の翻訳元エリアにペーストする
 3.翻訳する
 4.翻訳された英文を確認する
原文の論理性確認は、原文を日英翻訳した後に、翻訳された英文をさらに英日のリバース翻訳することで日本文で確認できますが、その手順を続けると、
 5.翻訳された英文をコピーする。
 6.コピーした英文を翻訳元エリアにペーストする
 7.翻訳する
 8.翻訳された日本文を確認する
翻訳結果が元々意図していた内容と違った場合には日本語原文を修正し、必要に応じてこの手順を繰り返すことになります。
 9.翻訳手順の繰り返し
修正完了したときには、日本語原文を元々のソースデータに戻すために、
10.修正完了した日本文のコピー
11.FrameMakerにペースト
これでようやくソースデータとして日本語原文が完成です。なかなかの手間です。
 ISEのFrameMakerプラグインは、ロゼッタのT-4OO/T-3MTのAPI連携機能により直接連携できます。これにより、執筆作業は、FrameMakerの画面上だけで、執筆作業と原文の論理性確認作業が行えるので、複数のアプリケーションを使用する必要がありません[図を参照]。記述したい内容に集中することができます。

 

図 FrameMakerから直接AI翻訳を活用

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(終わり:第4回 FrameMakerから直接、AI翻訳ツールを活用する)

第5回 マニュアル制作の改定作業を楽にするAI翻訳活用 [2022.03]

 マニュアル制作の改定作業の時、変更された箇所のみに作業を集中できることが大事です。変更する必要がない箇所が変わっていないことを確認できれば作業対象外にでき、変更された箇所に作業を集中できます。改定作業を軽減させる3つのポイントを上げます。

1.変更箇所の自動マーキング
 変更箇所を自動的にマーキングできれば視覚的に確認できるので、マーキングされたところに作業を集中できます。変更が不要な箇所にマーキングがある場合には、何かしら変更があったことを示します。変更が必要な箇所にマーキングがない場合には、何も変更していないことを示すので、作業漏れがないか確認できます。

2.変更箇所の自動抽出
 原文が修正され翻訳が必要となる箇所の抽出作業を自動化することで、編集漏れや修正の必要がない箇所への誤作業を防げます。修正された箇所だけを翻訳対象とする翻訳用データを自動生成すれば、必要となる箇所だけ翻訳できます。

3.変更箇所の自動反映
 変更された箇所は、多言語データの適切な箇所に反映させる必要があります。この作業を自動化すれば、予期しない操作ミスを防ぐので品質向上を実現し、作業時間の短縮も可能です。

 ISEの差分翻訳を実現するAodbe製品用のプラグインでは、差分を抜き出し、AI翻訳を活用し、変更箇所の差分取り込みが可能です。多言語データのレイアウトが保持されるので、翻訳だけでなく、チェックにかかる作業時間を短縮します。変更する必要のあるところに作業を集中し、変更が不要なところを作業対象外にすることで、取説のあたりまえ品質を担保します。対応するAdobe製品は、InDesign、Illustrator、FrameMakerです。

InDesign、Illustrator、FrameMakerに対応

(終わり:第5回 マニュアル制作の改定作業を楽にするAI翻訳活用)

FAQ – 執筆時のAI活用で、翻訳しやすい日本語をつくる

[2021.10]原文執筆時からAI翻訳を活用することの利点は何ですか?

原文執筆時からAI翻訳を活用することの利点を3つ挙げます。
・自己完結型で進める原文執筆作業[ストレスフリー]
・コミュニケーション負荷を軽減[共同作業の円滑化]
・英文マニュアル制作時間の短縮[無駄の削減]

[ストレスフリー]
AI翻訳を活用する一連の作業は自分の都合で実施できるため、必要な時に、必要な分だけ、何度でも、AI翻訳の結果を見ながら自ら修正できるので、自分本位にストレスなく業務を進められます。

[共同作業の円滑化]
執筆者がAI翻訳の結果をみながら原文を修正していくことができるので、原文の論理性が向上します。論理性欠如による申し送りや内容確認作業が軽減できることで、 原文作成から翻訳作業等でのコミュニケーション負荷が軽減し、必要な作業に時間を割けるようになります。

[無駄の削減]
制作工程間での段取りを整える調整時間や依頼作業が完了するまでの待ち時間が短縮できるため、制作作業に関連する付帯業務を削減でき、英文マニュアル完成までの制作時間が短縮できます。

 AI翻訳の品質が大幅に改善された昨今、AI翻訳の特性を理解し、日常業務のツールとして活用することで、情報を「つくる」作業の負担を軽減しながら、顧客が「つかう」情報の正確性が向上します。執筆工程から翻訳工程に移る流れの中で、自身の原文に論理性が欠けている点を他人から指摘されることはストレスに感じることもあるかと思いますが、AI翻訳ツールを活用すれば、他人に頼ることなく自身の知識で論理性検証が行え、文構造が複雑かつ非論理的であった箇所も、自分の意思で原文を修正できます。自身の書く文も改善され、効果的な翻訳文も得られるようになります。

[2021.9]自社のAI翻訳を構築するには、Translation Memory(TM)が必要ですか?

 自社にTMがなくても、公開済みドキュメントを活用すれば、自社データを学習したAI翻訳の結果を確認できます。公開済みドキュメントを元に対訳データを作成し、AI学習の教師データにします。公開済みドキュメントを元にした教師データですので、翻訳精度も確かなものとなります。

 TMを保持していても、公開前の作業中データが混在していることがあります。未確認データや不採用だったデータが含まれると、公開後のデータに比較して品質が劣りますし、TMに保持しているデータの作成時期を特定できない場合には、昔のデータが存在するかもしれません。
 公開済みドキュメントをAI学習の教師データにすれば、作成時期を特定できるため、品質を管理できます。AI学習のための教師データに不確かな情報が含まれることで、意図しない翻訳結果がもたらされる原因になりかねませんので、AI教師データの品質は重要です。

[2021.8] AI翻訳に、予め専門分野に特化したモデルはないのでしょうか?

汎用的なAI翻訳モデルを専門分野に特化させたカスタムモデルが公開されており、利用目的に沿うモデルを選択し利用できます。SYSTRANが提供するSYSTRAN Marketplaceは、AI翻訳のカスタムモデルを流通させるプラットフォームで、企業や団体がカスタムモデルを公開していますので、SYSTRAN Marketplaceで選択して利用できます。

選択したカスタムモデルはそのまま利用できますし、意図した翻訳結果が得られない場合には自社の対訳データを追加学習させることもできます。目的に沿うカスタムモデルに対して、自社固有の表現だけを追加学習させることで、学習量を絞りながら高性能なAI翻訳カスタムモデルを構築できるようになります。

ISEでは、中日/日中医療分野のカスタムモデルを公開しています。中国語で書かれた医療関係の文書を、適切な用語で日本語に翻訳できるようチューニングしたカスタムモデルで、医療系の特にIVD(In-Vitro Diagnostics)分野の翻訳に特化しています。現在、専門用語や中国関連部門の名称は2020年10月時点のものをベースにチューニングしており、順次更新していく計画です。

トライアルサイトはこちらを参照ください(外部サイトに移動します)。
https://www.systransoft.com/marketplace-catalog/owner/?id=ise

本番運用で活用するには、SYSTRAN Pure Neural Serverのオンプレミス環境が必要です。
専門分野に特化したカスタムモデルの作成や、SYSTRAN Pure Neural Serverのオンプレミス環境の詳細については、ISEまでお問合せください。

[2021.7] Q. Adobe RobohelpからT-4OOやT-3MTを利用することはできますか?

A. Adobe Robohelpの機械翻訳連携機能を使用して、Adobe RobohelpとT-4OO/T-3MTを連携させ、翻訳ワークフローの自動化が可能です。

ヘルプコンテンツのオーサリングツールであるAdobe Robohelpには、コンテンツを複数の言語に翻訳するため、機械翻訳と連携する機能が装備されています。標準では、Google翻訳API、Yandex Translate API、Microsoft翻訳テキストAPIへの接続用プロファイルが用意されていますが、自社で利用する機械翻訳を接続させるためのプロファイル、カスタムプロバイダAPIがあり、これを利用してT-4OO/T-3MTと接続できます。

Adobe Robohelpの翻訳プロファイル設定画面。
Custom Povider APIを選択し、必要な情報を入力します。

 Rozetta APIドキュメントの認証方法の記述を参考に、必要情報をRobohelpの設定項目に設定すれば、T-4OOやT-3MTに接続できます。設定そのものは、ドキュメントを参考にご自身で設定もできますが、API接続環境のご相談や設定作業等、ISEでも承ります。お気軽にお問い合わせください。お問い合わせは<こちら>までお願いします。

*)実際のご利用には、別途、T-4OOやT-3MTとAPI接続するためのお申込みと、ロゼッタ社が発行するAPIキー等が必要になります。トライアルのお申込みや、実使用のお申込みはISEにて承ります。お問い合わせは<こちら>までお願いします。

そのほか、ISEからはAdobe FrameMakerからT-4OOやT-3MTに接続するためのプラグインを用意しております。プラグインの概要は<こちら>をご覧ください。

[2021.6] Q. 目的別にAI翻訳モデルを構築することは効果的ですか?

A. 自社の製品シリーズなどで使用している固有表現を正しく翻訳できるようにするために、製品分野毎に専用のAI翻訳モデルを構築することは効果があります。同じ用語でも対象分野によって適切な意味が異なることがありますので、それらの用語が使用されている対訳データを教師データとしたAI翻訳モデルは、その分野に適した翻訳結果をもたらします。専門性が高い領域や、文章の対象が特殊な場合などにおいても、その分野に特化したAI翻訳モデルの構築によって、意図した翻訳結果が得られるようになります。

SYSTRAN Marketplaceは、目的に特化させたAI翻訳モデルを利活用できるプラットフォームです。AI教師データからAI翻訳モデルを1から構築しなくても、すでに公開されているAI翻訳モデルから目的に合うモデルを選択して利活用できます。そのモデルを更に特化させたい場合には、追加学習をして、より自社の意図に沿う翻訳結果を出力するAI翻訳モデルを構築できます。

ISEでは、中日/日中医療分野に特化させたAI翻訳モデルを、SYSTRAN Marketplace上で公開しています。中国語で書かれた医療関係の文書を、適切な用語で日本語に翻訳できるようチューニングした目的特化型の専門エンジンで、IVD(In-Vitro Diagnostics)分野の翻訳に特化しています。医療関係ドキュメントを翻訳される方にご活用いただけましたら幸いです。

詳しくは、以下のサイトを参照ください。
分野特化型AI翻訳の専門エンジン提供
https://www.ise.co.jp/ja/product/translation-engine/

[2021.5]AI翻訳で自社専用の翻訳エンジンを構築すると翻訳品質は向上しますか?

AI翻訳は、教師データで学習したことを元に翻訳します。自社専用エンジンを構築するために使用した教師データと、執筆した原文の類似性が高いほど、翻訳品質が向上します。

原文に、教師データには無い形式の記述や、似て非なる記述がある場合など、教師データと乖離する場合には、AI翻訳は混乱し、訳抜けや誤訳が発生しやすくなり、学習効果が現れず翻訳品質は向上しません。また、AI学習の教師データそのものに、似て非なる類似の対訳データが混在しても、翻訳品質は向上しません。自社専用のAI翻訳エンジンを構築するために、既存のTranslation Memoryを教師データに活用する場合、重複データの削除や、リリースしたドキュメントに使用された対訳データのみにするなどの対策が有効です。構築前に対訳データのクリーンナップを行うことが性能向上の要です。

ライティングルール等、自社のガイドラインに基づいたドキュメントから対訳データを抽出して構築したAI翻訳エンジンは、自社のガイドラインに則った自社専用の翻訳エンジンとして利用できます。翻訳対象の原文もガイドラインに則った文章にすることで、翻訳品質が向上します。

原文が、ガイドラインに則った記述であるかを、翻訳する前に確認する場合、個々人の執筆者がチェックしても個人差が発生し、似て非なる類似の文のチェックも難しくなります。そこで、ジャストシステム社のJust Right!にガイドラインのチェック項目を実装することで、実装できた部分のチェック作業の短縮化が可能です。統一された一定の基準でチェックできるので、原文を一定基準に整えることができます。課題がでた場合の品質改善も計画を立てて進められるようになります。

Just Right!には、1文の長さ制限指定や慣用表現の使用有無をチェックする等のチェック項目の設定や、用語辞書や表記ゆれ辞書、ルール辞書等の機能があります。これを活用して、自社のガイドラインのチェック項目をJust Right!に実装することで、チェック時間の短縮化を図ることができます。

自社ドキュメントから作成した対訳データを使用した自社専用翻訳エンジンと、
執筆中のドキュメントをJust Right!でチェックし、翻訳結果を得るワークフロー

<ご案内>
試用をご希望の方には、最大1か月間無料にてJust Right!をお試しいただけます。
こちらから、お問い合わせください。

[2021.4] 執筆した日本文を簡単にチェックする方法はありますか?

素早く日本語をチェックできるツール、ジャストシステム社Just Right!を活用することで、執筆した文章をチェックする時間を短縮できます。日本語の文法や表現方法に関する書籍を読んで理解して実践で使っていくのは、なかなか大変です。さらに、記述した文章が正しいのかチェックしていく作業は時間もかかります。

Just Right!であれば、誤字や脱字、表記ゆれをすぐにチェックできます。校正用の辞書に自社の用語を登録すれば、適切な用語の使用をチェックできますし、ルール辞書を使用すれば、表記ルールに則っているかのチェックもできます。

テクニカルコミュニケーター協会のWebサイトには、日本語スタイルガイド第3版対応ATOK/Just Right!データ集が無償提供されています。校正用辞書やルール辞書等が収録されていますので、ダウンロード後、手順書に従って、Just Right!を設定すると、メニューにTC日本語スタイルガイド第3版(ルール辞書併用)が表示されるようになります。この校正設定を使用することで、多種多様な企業において培われた⻑年の経験から⽣み出されたスタイルガイドに則した観点ですぐにチェックできます。

日本語スタイルガイド第3版対応ATOK・Just Right!データ集の紹介ページ
http://www.jtca.org/standardization/index.html#23
校正設定の内容や、設定方法はダウンロードされるファイルに収録されています。

Just Right! + 日本語スタイルガイドのデータ集を使うことで、
日英翻訳のときには、翻訳前の日本文チェックに
英日翻訳のときには、翻訳後の日本文チェックに使用できます。

用語辞書に自社用語を登録することで、自社の用語が適切に使用されているかをチェックすることもできます。

試用をご希望の方には、最大1か月間無料にてJust Right!をお試しいただけます。
こちらから、お問い合わせください。

[2021.3] 日本文を執筆しながら、リバース翻訳を試していく作業はどんな流れになりますか?

日本文を書きながら、リバース翻訳を試していく作業をご紹介します。

例題として、ISEのJust Right!連携プラグイン for Acrobatの特徴を示す文を取り上げます。

例題:指摘作業と、指示書作成を一体化して行えるため、作業漏れを防ぎます。

まずは、そのままAI翻訳で翻訳してみます。
日英翻訳: Prevents work omissions because pointing work and instruction creation can be integrated.
英日リーバス翻訳:ポインティング作業と命令作成を統合できるため、作業漏れを防ぎます。

英日リバース翻訳された日本文は、

  • ポインティング作業命令作成とは、いったい何のことなのか?
  • 作業と作成を統合とあるが、文として何を言っているのかわからない。

ということが確認できました。
そこで、あいまいな点を明確にして修正し、改めて翻訳します。

修正文:間違いの指摘作業と、修正指示書の作成作業を一体化して行えるので、作業漏れが防げます。

日英翻訳:Since the work of pointing out mistakes and the work of creating correction instructions can be integrated, work omissions can be prevented.
英日リバース翻訳:間違いを指摘する作業と修正指示書を作成する作業を統合できるので、作業漏れを防ぐことができます。

こちらの英日リバース翻訳であれば、原文で伝えようとしていた内容を理解できます。


改めて、原文と修正文を比べます。
原文:指摘作業と、指示書作成を一体化して行えるため、作業漏れを防ぎます。
修正文:間違いの指摘作業と、修正指示書の作成作業を一体化して行えるので、作業漏れが防げます。

自分の思い込みで記述し、自分では見逃した文章のあいまいさを、リバース翻訳で生成された日本文を見ることで確認できます。そして、原文を修正していくことで、リバース翻訳した結果でも、意味がわかる文を作成してききます。AI翻訳は、自分の必要なタイミングで、必要な箇所を、何度でも翻訳して、試してみることができるので、意味のわかる日本語文章をを確認していくツールとして活用できそうです。企画書や稟議書のように、背景を共有しない方にも理解できるような文章を記述する際に、文章の明確さを確認する手段のひとつになるかもしれません。

[2021.2] 日本語原文の固有名詞が意図したとおりに訳されませんが、どうしたらいいですか?

訳文の品質レベルを上げるために、専門用語や固有名詞は、AI自動翻訳の用語登録機能を使って用語登録します。用語辞書に日英の対訳を登録することで、意図したとおりの翻訳結果を得ます。また、原文の表記ゆれをなくし、表現を統一することで、日英辞書に登録した用語を適切に適用します。

原文の表現がまちまちだと、後に続く翻訳で複数の訳文が生み出され、チェック作業が増えることになります。Just Right!等の用語管理ツールを活用して、元言語の時点で表現、用語を統一し、翻訳後のチェック作業を低減化します。

[2021.1] 翻訳前に日本語原文をチェックする理由は何ですか?

原文のあいまいさや間違いは、翻訳結果に反映され、誤訳や意図していない翻訳結果となる場合もあります。本来、同じ意味を表すはずの原文が、翻訳により間違った情報を伝えかねません。そこで、以下のような点を翻訳前に修正することで、原文の精度を向上させます。

  • 使用している用語の誤り
  • 用いられている表現の誤り
  • 構文の誤り など
[2021.1] リリース後の原文に修正が必要な場合、全翻訳が必要ですか?

必要ありません。修正があった箇所だけAI自動翻訳で翻訳するという方法があります。チェック作業も修正箇所のみとなり、必要な作業に集中することができます。

[2021.1]執筆時に活用するAI自動翻訳の導入は、どのように進めればよいですか?

執筆時にAIを活用することを目指して、段階的に導入を進めるステップをご紹介します。
ステップを踏むことで、既存業務への影響を抑えながら進めることができます。

– ステップ0 AI自動翻訳をどこで成果をあげるのかを明確にする
まずはフォーカスを絞り、集中することが大事になります。執筆時に使うのか?翻訳業務の効率化に使うのかでは、目的が異なり評価する項目も変わってきます。そして、実際に既存ドキュメントの一部を、AI自動翻訳で、日英翻訳、さらに英日のリバース翻訳をしてみて、現在の状況を確認することも大事です。

– ステップ1 ⾃社の要求に合う、翻訳モデルを構築する
最初のステップは、⾃社の要求に合うAI⾃動翻訳の翻訳モデルを構築しましょう。これまでの翻訳実績と、⾃社の⽤語をAI教師データにして作成した翻訳モデルを作成します。

– ステップ2 作成した翻訳モデルを翻訳業務で活⽤する
翻訳業務で活⽤を開始します。繰り返し使⽤する中で出てくる課題は、再学習させることで、精度を向上させます。

– ステップ3 執筆時にAI⾃動翻訳ツールを活⽤
実際に執筆時に、AI自動翻訳を活用開始します。⾃社の要求を満たす翻訳エンジンを使い、⽇英翻訳。翻訳された英⽂を使って、リバース英⽇翻訳し、意図した意味になっているかを日本語で確認しまんす。こうすることで、翻訳エンジンに耐えうる⽇本語原⽂に修正しながら、執筆作業を進めることが可能になります。

執筆作業中に、必要な時に必要箇所を日英翻訳と英日翻訳できるツール

FrameMaker/InDesignからT-4OO/T-3MTを活用 – ISE 日本語文作成支援ツール

AI自動翻訳を活用して、原文を日英翻訳し、さらに英日のリバース翻訳で翻訳された日本文を取得します。原文と翻訳文の内容を確認し、必要に応じて原文を修正していきます。いつでも、必要な時に、必要な箇所だけを、何度でも確認しながら、意図どおりに翻訳される日本語文を、作成することができます。

アプリケーションから、APIを通じて直接、T-4OO/T-3MTにデータを受け渡すことで、ファイルを保存したり、コピー&ペーストといった作業をすることなく翻訳結果を確認できます。

ISE 日本語文作成支援ツール

翻訳前原文の日本語校正作業を迅速に実行するツール

Just Right! + Acrobatで、レイアウト上でチェックして指摘情報をPDF注釈に

作成文書の誤字脱字や表記ゆれのチェックは、ジャストシステムのJust Right!を活用することで、迅速にチェックすることができます。校正対象に合わせて、チェックする項目を指定して、校正辞書、用語辞書、表現ルール辞書等により、意図に沿った校正チェックが可能です。さらに、Acrobat等のAdobe製品と連携させることで、レイアウト上でチェックできます。

ISE Just Right連携プラグイン for Acrobat DCの利用画面
ISE Just Right連携プラグイン for Acrobat DCの利用画面

AI自動翻訳と連携し、修正箇所だけ翻訳してチェック作業を軽減化

ISE 差分修正制作支援ツール

 原文作成作業において、修正箇所を自動抽出し、T-4OO/T-3MTで、修正があったところだけ翻訳し、翻訳結果をターゲット側のその箇所に自動取り込みできるツールです。翻訳必要箇所の抽出や、取り込みにおけるコピー&ペースト作業を不要にしミスを防ぎます。また、修正箇所のみマーキング機能がチェック作業の対象を絞り込み、必要な箇所に集中できます。

翻訳したいときに、変更箇所だけを翻訳し、ターゲット言語の該当箇所に取り込む
翻訳したいときに、変更箇所だけを翻訳し、ターゲット言語の該当箇所に取り込む

翻訳目的以外の文章でも、AI自動翻訳の活用を

 翻訳の必要がない文章も、日英、英日リーバス翻訳してみるのはいかがでしょうか?

 原文で元々意図していたとおりの日本語訳が得られるか確認してみることで、係り受けが曖昧な箇所や、構文の間違いを確認します。元々の原稿を修正しながら翻訳をしてみることで、多くの方が読んでも、意図が伝わる日本語文章に仕上げていくことができます。必要な時に、必要な箇所を、何度でも試すことができ、1文ずつでもAI自動翻訳なら気軽に翻訳できます。

 実際にリバース翻訳を試してみると、ほぼそのまま原文通りになる場所や、意味不明な文章になってしまう場所が、すぐに確認できます。

 ぜひ、一度試してみるのはいかがですか? 

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