制作業務でAI翻訳を活用してリバース翻訳することの利点とは

 これまでに3回のシリーズで、AI翻訳でリバース翻訳して、翻訳しやすい日本語を作成するための勘所をみてきました。制作業務全般でみたときには、どんな利点があるのでしょうか。ポイントを3つ挙げます。

  • 原文執筆作業をを自己完結型で進められる [ストレスフリー]
  • 申し送り等の出戻り作業の負担軽減 [共同作業の円滑化]
  • 英文マニュアル制作時間の短縮 [無駄の削減]

これまでの記事:AI翻訳でリバース翻訳して、翻訳しやすい日本語を作成するための勘所
第1回 AI翻訳を活用した日本語原文の修正作業
第2回 修正日本語原文で生成された英文の評価
第3回 AI翻訳のチューニングのポイント

それぞれのポイントをみてきます。

原文執筆作業をを自己完結型で進められる[ストレスフリー]

 原稿執筆者が自分で書いた日本文チェックを、自分で実施できるようになります。AI翻訳ツールでリバース翻訳して、日→英→日の言語変換して、AI翻訳が生成した日本文をみることで、文の論理性確認等、他人のチェックに依存せず、自分の都合で確認、修正を繰り返してできます。必要な時に、必要な分だけ、何度でも、AI翻訳の結果を見ながら自ら修正できるので、自分本位にストレスなく業務を進められます。

申し送り等の出戻り作業の負担軽減 [共同作業の円滑化]

 原稿執筆者がAI翻訳のリバース翻訳結果をみながら修正して出来上がった日本文は、係り受けのズレなどがない、確認済みの論理性が向上した文です。論理性欠如による申し送りや内容確認作業が軽減できることが期待できます。 原文作成作業と翻訳作業間でのコミュニケーション負担が軽減し、それぞれが必要な作業により多くの時間を割けるようになります。

英文マニュアル制作時間の短縮 [無駄の削減]

 原文が日本文の場合、英文マニュアル制作には翻訳工程が必要です。AI翻訳を活用することで、翻訳作業の依頼や、依頼作業が完了するまでの待ち時間が短縮できるため、制作作業に関連する付帯業務を削減できます。翻訳元の原稿は執筆時点でAI翻訳を通して確認されているので、翻訳後の修正作業も見るべき箇所を絞ることができ、英文マニュアル完成までの制作時間を短縮できます。

まとめ

 執筆工程において、原稿執筆者が執筆した原文の論理性が欠けていることを他人から指摘されることはストレスに感じることもあるかもしれません。AI翻訳ツールを活用すれば、他人に頼ることなく自身の知識で論理性検証が行え、文構造が複雑かつ非論理的であった箇所も、自分の意思で原文を修正できます。
 執筆工程から翻訳工程に移る流れの中では、複数の作業担当者が関わることになりコミュニケーションはより大事だと言えます。ツールを活用することでコミュニケーション負担を軽減できれば、それぞれの必要な作業のための時間を確保しやすくなります。
 AI翻訳でリバース翻訳して、翻訳しやすい日本語の作成に取り組んでみませんか。

<終わり- 制作業務でAI翻訳を活用してリバース翻訳することの利点とは>

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