音声翻訳の基本的な処理ステップは、音声認識と翻訳です。発話者が意図した言葉が正しく音声認識されることが正しい翻訳結果を得るために必要なことです。そして次に翻訳です。ターゲット言語に正しく翻訳されることで、意図した翻訳結果が得られるようになります。
もし、発話者が意図していない用語に音声認識された場合には、その情報に基づいて翻訳されるので、そもそも意図した翻訳結果は得られません。そして、翻訳時に正しく翻訳されなければ、その翻訳結果で、コミュニケーションを取ることは困難です。
ロゼッタの音声翻訳「オンヤク」には、正しく音声認識できるようにするためのフレーズリスト機能と、正しく翻訳するための翻訳辞書機能がありますので、これらを使用することで、意図した翻訳結果が得られるようになります。

フレーズリスト機能
音声認識の精度を下げる大きな要因のひとつに、専門用語やユーザー独自の固有名詞など、一般的ではない用語の発言の多用があります。それらの用語を予めフレーズリストに登録することで、一般的な用語に同音異義語がある場合等にフレーズリストに登録したフレーズで認識される確率があがり、音声認識の精度を上げることができます。登録できるフレーズは日本語または英語のみです。

フレーズの登録は、翻訳対象毎に任意のカテゴリ別に分類できます。「フレーズ」「読み」をそれぞれ入力して「登録する」ボタンを押すと登録が完了し、フレーズリスト一覧に表示されます。csvファイルから一括登録することもできます。
翻訳辞書機能
翻訳辞書機能は、日⇔英のみで利用できる機能になりますが、辞書機能を使うと、発言内容を参加者の設定言語に翻訳する際に翻訳エンジンが辞書を参照してから翻訳します。翻訳辞書に登録することで、自社固有の用語や専門用語をターゲット言語においても正しく翻訳できるようになります。

翻訳辞書の登録は、任意のカテゴリに分類して、ソースとターゲットを登録できます。
まとめ
会議等、使用目的に応じて、参加される方の名前や、話題に取り上げられる固有名詞等を事前に登録することで、言語の壁を気にすることなく、円滑なコミュニケーションを実現します。海外メンバーとのちょっとしたコミュニケーションをしたいときにも、英語が得意な方のスケジュールに制約を受けることなく、気軽にミーティングを設定できることで、スムーズに業務を進められるようになります。オンヤクの無料トライアルもあります。まずは、お試しください。
トライアルについては、こちらよりお問い合わせください。
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