ロゼッタのAI翻訳T-4OOとT-3MTは、共に用語や対訳のデータを活用できますが、それぞれ活用方法が異なりますので、その違いを整理します。
T-4OOの用語、対訳データの扱いの特長
- T-4OOでは、用語を登録できるので、登録用語を翻訳結果に反映できます。
- T-4OOでは、対訳データを登録すると翻訳結果に反映できます。翻訳したい文と登録した対訳データが、完全に一致している場合か、数字だけが異なる場合のときに適用されます。
- T-4OOでは、登録した対訳データの中でよく使われている名詞及び名詞句を学習して翻訳結果に反映します。
これから新たに翻訳したいドキュメントに対して、過去に類似したドキュメントの翻訳結果があり、特に数値情報だけが異なるような場合には、過去翻訳の対訳データを登録してから新規に翻訳することがオススメです。数字は新規の翻訳対象に合わせた上で、過去翻訳に準じた翻訳結果を得られます。
T-3MTの用語、対訳データの取扱いの特長
- T-3MTでは、対訳データをAI学習の学習データに活用し、AI翻訳のカスタムモデルを生成することができます。
- 個々の用語は、学習データに含める形でAI学習させます。
- T-3MTでは、名詞及び名詞句の他に、動詞、副詞、関係代名詞、能動態・受動態等も学習します。
T-3MTであれば、AI学習しカスタムモデルを作成することで、過去の対訳データの活用量が大幅に増加します。学習データの文体を維持しつつ、過去翻訳に準じた翻訳結果が得られるようになります。
T-4OOとT-3MTの主な違い

翻訳したい文章や状況に応じて、T-4OOか、T-3MTかをご選択ください。ご相談も承ります。トライアルを実施して実際に翻訳結果をご確認いただくこともできますので、こちらまでお気軽にお問い合わせください。
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