執筆時のAI活用で
翻訳しやすい日本語をつくる
株式会社情報システムエンジニアリング
若林 夏樹

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通算 第58号:製品利用者に正確な情報を届けるために(1) 1.はじめに 前回記事で、「トリセツの読者は、もはや人間だけではない」という、一つの未来像にたどり着きました。しかし、この結論に対し素朴な疑問も湧き上がってきます。「最終的に、情報は人のためのもの。AIが賢くなれば全て解決するはずなのに、なぜ私たちが『AIという新… -



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FAQ – 執筆時のAI活用で、翻訳しやすい日本語をつくる
- [2021.1] 翻訳前に日本語原文をチェックする理由は何ですか?
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原文のあいまいさや間違いは、翻訳結果に反映され、誤訳や意図していない翻訳結果となる場合もあります。本来、同じ意味を表すはずの原文が、翻訳により間違った情報を伝えかねません。そこで、以下のような点を翻訳前に修正することで、原文の精度を向上させます。
- 使用している用語の誤り
- 用いられている表現の誤り
- 構文の誤り など
- [2021.1] リリース後の原文に修正が必要な場合、全翻訳が必要ですか?
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必要ありません。修正があった箇所だけAI自動翻訳で翻訳するという方法があります。チェック作業も修正箇所のみとなり、必要な作業に集中することができます。
- [2021.1]執筆時に活用するAI自動翻訳の導入は、どのように進めればよいですか?
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執筆時にAIを活用することを目指して、段階的に導入を進めるステップをご紹介します。
ステップを踏むことで、既存業務への影響を抑えながら進めることができます。– ステップ0 AI自動翻訳をどこで成果をあげるのかを明確にする
まずはフォーカスを絞り、集中することが大事になります。執筆時に使うのか?翻訳業務の効率化に使うのかでは、目的が異なり評価する項目も変わってきます。そして、実際に既存ドキュメントの一部を、AI自動翻訳で、日英翻訳、さらに英日のリバース翻訳をしてみて、現在の状況を確認することも大事です。– ステップ1 ⾃社の要求に合う、翻訳モデルを構築する
最初のステップは、⾃社の要求に合うAI⾃動翻訳の翻訳モデルを構築しましょう。これまでの翻訳実績と、⾃社の⽤語をAI教師データにして作成した翻訳モデルを作成します。– ステップ2 作成した翻訳モデルを翻訳業務で活⽤する
翻訳業務で活⽤を開始します。繰り返し使⽤する中で出てくる課題は、再学習させることで、精度を向上させます。– ステップ3 執筆時にAI⾃動翻訳ツールを活⽤
実際に執筆時に、AI自動翻訳を活用開始します。⾃社の要求を満たす翻訳エンジンを使い、⽇英翻訳。翻訳された英⽂を使って、リバース英⽇翻訳し、意図した意味になっているかを日本語で確認しまんす。こうすることで、翻訳エンジンに耐えうる⽇本語原⽂に修正しながら、執筆作業を進めることが可能になります。
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